NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、東証REIT指数(配当込み)への連動をめざすETFです。J-REIT市場全体にまとめて分散投資でき、年4回の分配金が出ます。
この記事では、分配金の推移・コスト・規模を、銘柄データと運用会社の公式資料にもとづいて整理します。価格や分配金利回りの現在の値は、記事上部のスコアシートを参照してください。
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
ETFスコアシート|分配金・コスト・規模で見る
価格(2026/11/5 終値)
1,842円
+49(+2.70%) 1口あたり
分配金利回り(直近1年)
5.04%
1口の分配金 92.9円(直近4回の決算の合計)
信託報酬(年・税込)
0.1705%
保有中ずっとかかるコスト
純資産総額
5,356億円
大きいほど売買しやすい傾向
決算・分配
年4回
2月・5月・8月・11月(決算日が分配金の基準)
売買単位
10口
最低購入代金 約18,400円
分配金の伸び
+5.4%/年
2016年→2025年・減った年 1回
52週の値幅
1,782〜2,250円
過去1年の安値〜高値
このETFの基本情報
- 連動対象
- 東証REIT指数(配当込)
- 投資対象
- REIT(日本)
- 運用会社
- 野村アセットマネジメント
- 上場日
- 2008年9月18日
データ: Yahoo!ファイナンス(取得 2026/10/27、価格・分配金は毎営業日更新)。分配金利回りは直近1年(直近の決算の回数分)の分配金の合計 ÷ 現在の価格。暦年の分配金のグラフは記事の更新のときに取り直します。ETF は決算・利益がないため、INVEST NOTE の独自スコア(5軸)は付けていません。
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信はどんなETF?【しくみと中身】
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信は、野村アセットマネジメントが運用する上場投資信託です。2008年9月18日に上場し、東証REIT指数(配当込み)の値動きに連動する成果をめざします。東証REIT指数は、東証に上場するJ-REIT全体の値動きを表す代表的な指数です。
組入銘柄は約58銘柄(公式ページの設定用ポートフォリオ)で、J-REIT全体をほぼ網羅します。2008年から続く、東証REIT指数に連動するETFの中でも歴史の長い銘柄です。
個別のREITを選ぶ必要がなく、オフィス・商業施設・住宅・物流施設など、さまざまな不動産に1本でまとめて投資できる点が特徴です。
ひと目でわかる強みと注意点
ここが強み
- J-REIT市場全体に1本で分散投資できる
- 信託報酬は年0.1705%と低めの水準
- 年4回、定期的に分配金が出る
ここに注意
- 金利上昇局面では価格が下がりやすい
- 分配金は不動産市況により増減する
- 指数との小さな乖離が生じることがある
分配金と価格の推移
1口あたり。暦年(1〜12月)に受け取った分配金の合計で、決算の回数だけそろった年。利回りは各年末の価格で計算。
数値データを見る
| 年度 | 分配金(年)(円) | 分配金利回り(%) |
|---|---|---|
| 2016 | 54.60 | 2.77 |
| 2017 | 61.50 | 3.46 |
| 2018 | 65.30 | 3.45 |
| 2019 | 68.80 | 2.99 |
| 2020 | 73.20 | 3.83 |
| 2021 | 70.50 | 3.17 |
| 2022 | 71.80 | 3.53 |
| 2023 | 75 | 3.85 |
| 2024 | 82.90 | 4.63 |
| 2025 | 87.60 | 4.02 |
各年末の終値。最後の列は現在の価格。
数値データを見る
| 年度 | 価格(円) |
|---|---|
| 2016 | 1,968 |
| 2017 | 1,776 |
| 2018 | 1,895 |
| 2019 | 2,298 |
| 2020 | 1,909 |
| 2021 | 2,224 |
| 2022 | 2,036 |
| 2023 | 1,951 |
| 2024 | 1,790 |
| 2025 | 2,181 |
| 現在 | 1,842 |
| 年 | 決算ごとの分配金 | その年の合計 |
|---|---|---|
| 2026年 | 2月25.5円5月23.7円8月20.6円 | 69.8円 |
| 2025年 | 2月21.3円5月23.3円8月19.9円11月23.1円 | 87.6円 |
| 2024年 | 2月20.2円5月21.9円8月18.9円11月21.9円 | 82.9円 |
| 2023年 | 2月17.9円5月19.6円8月18.3円11月19.2円 | 75円 |
出典: Yahoo!ファイナンス(価格・分配金)。分配金は権利落ちの月で集計。分配金の額は決算ごとに変わり、将来の分配を約束するものではありません。
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)の総合評価
連動する指数と値動き
値動きは東証REIT指数(配当込み)に連動するため、J-REIT市場全体の動きがそのまま反映されます。不動産の市況に加え、金利の動きにも影響を受けやすいと言われます。
過去10年の分配金は緩やかに増えてきましたが、価格は金利や景気の見方で上下してきました。価格の推移は、記事上部のグラフで確認できます。
コスト・規模・売買のしやすさ
信託報酬は年0.1705%(税込)です。同じ指数の他のETFと同水準で、コストの差はほとんどありません。売買単位は10口です。2008年上場と歴史が長く、純資産総額は3本の中で最も大きい水準です。
最低購入代金や純資産総額は日々変わるため、記事上部のスコアシートを参照してください。
分配金
決算日は2・5・8・11月の10日で、年4回の分配金が出ます。直近の決算は2026年8月(1口20.6円)でした。
暦年の分配金は2016年の54.6円から、2025年の87.6円へ増えてきました(2021年は70.5円と前年から減少)。
分配金は、保有するREITの賃料収入や売却益の増減によって変わります。将来の分配金を保証するものではありません。
分配の方針(運用会社の資料から)
毎決算時に、経費などを差し引いた配当等収益を中心に分配する方針です(詳しい分配方針は運用会社の目論見書で確認してください)。決算は年4回です。
注意点・リスク
REITは株式と同じように市場で売買されるため、価格が日々変動し、元本は保証されません。目論見書の投資リスクにも、価格変動リスクと流動性リスクが挙げられています。
金利が上がる局面では、借入コストの増加や他の債券との利回り比較から、J-REITの価格が下がりやすいと言われます。分配金も、賃料収入や物件の売却益によって増減します。
指数への連動をめざすETFでも、信託報酬などのコストや売買のタイミングにより、指数とのわずかな差(乖離)が生じることがあります。
同じ指数・似たETFとの比較
| ETF | 分配金利回り | 信託報酬 | 純資産総額 | 決算 | 売買単位 |
|---|---|---|---|---|---|
| NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343) | 5.04% | 0.1705% | 5,356億円 | 年4回(2・5・8・11月) | 10口 |
| iFreeETF 東証REIT指数(1488) | 5.03% | 0.1705% | 2,445億円 | 年4回(3・6・9・12月) | 1口 |
| One ETF 東証REIT指数(2556) | 5.03% | 0.1705% | 1,602億円 | 年4回(1・4・7・10月) | 10口 |
| 上場インデックスファンドJリート奇数月(1345) | 4.99% | 0.33% | 1,654億円 | 年6回(1・3・5・7・9・11月) | 1口 |
分配金利回りは直近1年の分配金 ÷ 現在の価格(記事のない ETF は記事の更新時点の値)。同じ指数に連動する ETF は値動きがほぼ同じなので、信託報酬・純資産総額・決算月・売買単位で比べます。
分配金シミュレーション
計算するには JavaScript を有効にしてください。
初期値の伸び率は暦年の分配金の伸び(年率5.4%、0〜10%に収める)。ETF の分配金は組み入れ先の配当で決算ごとに増減します。信託報酬は分配金を出す前に差し引かれています。税金(約20%)は引いた手取りで計算し、価格は変わらないものとします。将来の分配金を約束するものではありません。
チェックしたいポイント
- 決算日ごとの分配金の発表
- 信託報酬や分配方針の変更
- 純資産総額の増減
- 東証REIT指数の見直しと金利の動き
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信のよくある質問
Q分配金はいつ出ますか?
年4回、2・5・8・11月の10日が決算日で、権利落ち日はその少し前です。支払いは決算日の1か月ほどあとになります。
QNISAで買えますか?
NISAの対象かどうか、どの枠で買えるかは、証券会社の取扱商品や金融庁の公表資料で確認してください。
Q同じ指数のETFとの違いは?
1488・2556とはベンチマーク(東証REIT指数)と信託報酬が同じです。違いは上場時期、純資産の規模、決算月、売買単位(1343は10口)です。
くろこの視点
J-REIT全体を低コストで持てるETFとして、分配金の安定感と価格変動の大きさをどう見るかが論点になります。
金利の動きと分配金の推移を確認しながら、同じ指数の他のETFとコストや売買のしやすさを比べる見方ができます。最終的な判断はご自身で行ってください。
