銘柄分析公開

日本たばこ産業(JT)(2914)銘柄分析|高配当株スコアシート【配当性向75%目安の高配当。優待は廃止済み】

日本たばこ産業(JT)(2914)銘柄分析|高配当株スコアシート【配当性向75%目安の高配当。優待は廃止済み】

日本たばこ産業(JT)は、国内外でたばこを製造・販売する会社で、加工食品の事業も持っています。以前は医薬事業もありましたが、塩野義製薬への承継と鳥居薬品の株式譲渡により、2025年12月期から非継続事業の扱いになりました。2025年12月期の営業利益は約8,700億円で、前の期の約3,100億円から大きく増えました。

会社は、株主還元の目安として配当性向75%を掲げています。この記事では、配当の水準と、2021年12月期の減配や2024年12月期の配当性向192%といった、高配当ならではの注意点を整理します。株主優待は2022年に廃止が決まり、2023年の贈呈で終了しています。

2914東証プライム食料品決算 12月

日本たばこ産業(JT)

高配当株スコアシート|2025年12月期の決算まで反映

株価(2026/10/16 終値)

7,484円

-16(-0.21%) 時価総額 14.97兆円

配当利回り(予)

3.63%

1株配当 272円(2026年12月期 会社予想)

PER(予)

20.63倍

過去10年 約10.7〜40.4倍

PBR(実)

3.25倍

過去10年 約1.3〜2.8倍

MIX係数(PER×PBR)

67.1

22.5以下が割安の目安 とは?

配当性向(予)

75.0%

2026年12月期 会社予想(当サイト算出)

ROE(予)

15.76%

予想EPS ÷ 直近BPS

営業利益率(前期)

25.0%

2025年12月期

自己資本比率

48.5%

2025年12月期

配当の記録

1期連続増配

10年の減配 1回・今期も増配予想

INVEST NOTE 独自スコア

B57/100

スコアの計算方法
配当力13割安度0財務14収益力20安定性10
  • 配当力13
  • 割安度0
  • 財務14
  • 収益力20
  • 安定性10

100株あたりの目安

必要な資金
約748,000円
年間の配当(税引前)
27,200円
配当の権利確定月
6月・12月
配当シミュレーションへ

株主優待

株主優待制度はありません(配当で還元する方針)。

データ: IR BANK・株探・Yahoo!ファイナンス(取得 2026/10/17、株価は毎営業日更新)。PER・配当利回りは会社予想、PBR は直近の決算の BPS で計算。

日本たばこ産業(JT)はどんな会社?【事業内容】

事業の中心はたばこで、国内と海外の両方で販売しています。会社は2022年の発表で、130か国以上で事業を行っていると説明しています。近年は、加熱式たばこなど、健康への影響を抑えるとされる商品(RRP)にも力を入れています。

このほか、加工食品の事業があります。医薬事業は2025年12月期に非継続事業に分類され、2026年12月期は継続事業の損益のみを見る形になりました。なお、2025年3月に、カナダの子会社を含むたばこ会社への喫煙と健康に関する訴訟について、包括的な和解を目的とした再生計画案が裁判所に承認されています。

ひと目でわかる強みと注意点

ここが強み

  • 配当性向75%を目安にする方針が明確で、2025年12月期の配当は234円と前期の194円から増えた
  • 2025年12月期の営業利益が約8,700億円と大きく回復し、2026年12月期の会社予想もさらに増益
  • ROEが2025年12月期に12.48%まで戻り、営業キャッシュフローが5,141億円と大きい

ここに注意

  • 2021年12月期に配当を154円から140円へ減らした年があり、減配のない期間は4期にとどまる
  • 2024年12月期は訴訟の影響で配当性向が192.2%になり、配当が利益を上回る年があった
  • たばこ市場の縮小、規制・増税、カナダの訴訟の和解金の支払いなど、利益を左右する外部要因が大きい

10年の推移チャート

株価と1株配当・PER1株配当(円)・左PER(倍)・右
010020030002040602016/12 1株配当: 130円2017/12 1株配当: 140円2018/12 1株配当: 150円2019/12 1株配当: 154円2020/12 1株配当: 154円2021/12 1株配当: 140円2022/12 1株配当: 188円2023/12 1株配当: 194円2024/12 1株配当: 194円2025/12 1株配当: 234円今期予 1株配当: 272円(予想)2016/12 PER: 16.32倍2017/12 PER: 16.57倍2018/12 PER: 12.15倍2019/12 PER: 12.41倍2020/12 PER: 12.02倍2021/12 PER: 12.17倍2022/12 PER: 10.67倍2023/12 PER: 13.42倍2024/12 PER: 40.42倍2025/12 PER: 19.63倍今期予 PER: 20.63倍'16/12'18/12'20/12'22/12'24/12今期予

株価は各決算期末の終値(分割調整済み)。最後の列は今期の会社予想と現在の株価。

数値データを見る
年度1株配当(円)PER(倍)
2016/1213016.32
2017/1214016.57
2018/1215012.15
2019/1215412.41
2020/1215412.02
2021/1214012.17
2022/1218810.67
2023/1219413.42
2024/1219440.42
2025/1223419.63
今期予272予20.63
株価の推移株価(円)・左
02,0004,0006,0008,0002016/12 株価: 3,844円2017/12 株価: 3,631円2018/12 株価: 2,617円2019/12 株価: 2,433円2020/12 株価: 2,102円2021/12 株価: 2,323円2022/12 株価: 2,661円2023/12 株価: 3,645円2024/12 株価: 4,080円2025/12 株価: 5,640円今期予 株価: 7,484円(予想)'16/12'18/12'20/12'22/12'24/12今期予
数値データを見る
年度株価(円)
2016/123,844
2017/123,631
2018/122,617
2019/122,433
2020/122,102
2021/122,323
2022/122,661
2023/123,645
2024/124,080
2025/125,640
今期予7,484予
配当性向・配当利回り配当性向(%)・左配当利回り(%)・右
050100150200024682016/12 配当性向: 55.20%2017/12 配当性向: 63.90%2018/12 配当性向: 69.70%2019/12 配当性向: 78.60%2020/12 配当性向: 88.10%2021/12 配当性向: 73.40%2022/12 配当性向: 75.40%2023/12 配当性向: 71.40%2024/12 配当性向: 192.20%2025/12 配当性向: 81.40%2016/12 配当利回り: 3.38%2017/12 配当利回り: 3.86%2018/12 配当利回り: 5.73%2019/12 配当利回り: 6.33%2020/12 配当利回り: 7.33%2021/12 配当利回り: 6.03%2022/12 配当利回り: 7.07%2023/12 配当利回り: 5.32%2024/12 配当利回り: 4.75%2025/12 配当利回り: 4.15%'17/12'19/12'21/12'23/12'25/12

配当利回りは各決算期末の株価で計算。

数値データを見る
年度配当性向(%)配当利回り(%)
2016/1255.203.38
2017/1263.903.86
2018/1269.705.73
2019/1278.606.33
2020/1288.107.33
2021/1273.406.03
2022/1275.407.07
2023/1271.405.32
2024/12192.204.75
2025/1281.404.15
EPS・営業利益率・ROEEPS(円)・左営業利益率(%)・右ROE(%)・右
010020030001020302016/12 EPS: 235円2017/12 EPS: 219円2018/12 EPS: 215円2019/12 EPS: 196円2020/12 EPS: 175円2021/12 EPS: 191円2022/12 EPS: 249円2023/12 EPS: 272円2024/12 EPS: 101円2025/12 EPS: 287円2016/12 営業利益率: 27.68%2017/12 営業利益率: 26.22%2018/12 営業利益率: 25.50%2019/12 営業利益率: 23.09%2020/12 営業利益率: 22.42%2021/12 営業利益率: 21.46%2022/12 営業利益率: 24.59%2023/12 営業利益率: 23.67%2024/12 営業利益率: 10.28%2025/12 営業利益率: 25.00%2016/12 ROE: 17.17%2017/12 ROE: 14.21%2018/12 ROE: 14.66%2019/12 ROE: 13.08%2020/12 ROE: 12.30%2021/12 ROE: 12.05%2022/12 ROE: 12.50%2023/12 ROE: 12.59%2024/12 ROE: 4.76%2025/12 ROE: 12.48%'17/12'19/12'21/12'23/12'25/12
数値データを見る
年度EPS(円)営業利益率(%)ROE(%)
2016/1223527.6817.17
2017/1221926.2214.21
2018/1221525.5014.66
2019/1219623.0913.08
2020/1217522.4212.30
2021/1219121.4612.05
2022/1224924.5912.50
2023/1227223.6712.59
2024/1210110.284.76
2025/1228725.0012.48
売上高・営業利益売上高(円)・左営業利益(円)・左
02500億5000億7500億1兆2016/12 営業利益: 5,900億円2017/12 営業利益: 5,600億円2018/12 営業利益: 5,600億円2019/12 営業利益: 5,000億円2020/12 営業利益: 4,700億円2021/12 営業利益: 5,000億円2022/12 営業利益: 6,500億円2023/12 営業利益: 6,700億円2024/12 営業利益: 3,100億円2025/12 営業利益: 8,700億円'17/12'19/12'21/12'23/12'25/12
数値データを見る
年度売上高(円)営業利益(円)
2016/12—5,900億円
2017/12—5,600億円
2018/12—5,600億円
2019/12—5,000億円
2020/12—4,700億円
2021/12—5,000億円
2022/12—6,500億円
2023/12—6,700億円
2024/12—3,100億円
2025/12—8,700億円
BPS・自己資本比率BPS(円)・左自己資本比率(%)・右
01,0002,0003,00002040602016/12 BPS: 1,371円2017/12 BPS: 1,542円2018/12 BPS: 1,468円2019/12 BPS: 1,501円2020/12 BPS: 1,422円2021/12 BPS: 1,583円2022/12 BPS: 1,995円2023/12 BPS: 2,157円2024/12 BPS: 2,121円2025/12 BPS: 2,302円2016/12 自己資本比率: 51.80%2017/12 自己資本比率: 52.90%2018/12 自己資本比率: 48.20%2019/12 自己資本比率: 48.00%2020/12 自己資本比率: 46.90%2021/12 自己資本比率: 48.70%2022/12 自己資本比率: 54.10%2023/12 自己資本比率: 52.60%2024/12 自己資本比率: 45.00%2025/12 自己資本比率: 48.50%'17/12'19/12'21/12'23/12'25/12
数値データを見る
年度BPS(円)自己資本比率(%)
2016/121,37151.80
2017/121,54252.90
2018/121,46848.20
2019/121,50148.00
2020/121,42246.90
2021/121,58348.70
2022/121,99554.10
2023/122,15752.60
2024/122,12145.00
2025/122,30248.50
キャッシュフロー営業CF(円)・左投資CF(円)・左フリーCF(円)・左
-1兆-5000億05000億1兆2016/12 営業CF: 3,765億円2017/12 営業CF: 4,192億円2018/12 営業CF: 4,614億円2019/12 営業CF: 5,404億円2020/12 営業CF: 5,198億円2021/12 営業CF: 5,989億円2022/12 営業CF: 4,838億円2023/12 営業CF: 5,663億円2024/12 営業CF: 6,300億円2025/12 営業CF: 5,141億円2016/12 投資CF: -6,900億円2017/12 投資CF: -3,500億円2018/12 投資CF: -3,800億円2019/12 投資CF: -1,200億円2020/12 投資CF: 100億円2021/12 投資CF: -1,000億円2022/12 投資CF: -1,000億円2023/12 投資CF: -1,300億円2024/12 投資CF: -4,400億円2025/12 投資CF: -2,600億円2016/12 フリーCF: -3,100億円2017/12 フリーCF: 700億円2018/12 フリーCF: 800億円2019/12 フリーCF: 4,200億円2020/12 フリーCF: 5,300億円2021/12 フリーCF: 5,000億円2022/12 フリーCF: 3,800億円2023/12 フリーCF: 4,400億円2024/12 フリーCF: 1,900億円2025/12 フリーCF: 2,500億円'17/12'19/12'21/12'23/12'25/12
数値データを見る
年度営業CF(円)投資CF(円)フリーCF(円)
2016/123,765億円-6,900億円-3,100億円
2017/124,192億円-3,500億円700億円
2018/124,614億円-3,800億円800億円
2019/125,404億円-1,200億円4,200億円
2020/125,198億円100億円5,300億円
2021/125,989億円-1,000億円5,000億円
2022/124,838億円-1,000億円3,800億円
2023/125,663億円-1,300億円4,400億円
2024/126,300億円-4,400億円1,900億円
2025/125,141億円-2,600億円2,500億円

出典: IR BANK(決算短信・有価証券報告書のデータ)・Yahoo!ファイナンス。配当は分割を調整した値。

日本たばこ産業(JT)(2914)の総合評価

業績・財務・キャッシュフロー

営業利益は、2015年12月期の5,700億円から、2023年12月期の6,700億円まで緩やかに伸びていました。2024年12月期は、カナダの訴訟に関する負債の影響で3,100億円まで落ち込み、2025年12月期は約8,700億円まで回復しました。2025年12月期の売上収益は3兆4,677億円(前期比13.4%増)です。

ROE(自己資本利益率=株主のお金でどれだけ稼いだか)は、2015年12月期の19.81%から低下し、2024年12月期は4.76%でした。2025年12月期は12.48%まで戻りました。会社予想の1株当たり利益(EPS)は、2026年12月期で362.73円です。

財務とキャッシュフローは、営業キャッシュフローが2025年12月期で5,141億円、フリーキャッシュフローは2,500億円、現金は8,300億円でした。親会社所有者帰属持分比率は48.5%(2025年12月期末)で、2024年12月期の45.0%から改善しています。なお、2025年12月期は、スーダン子会社の清算に伴うのれんの除却損という一時的な損失もありました。

割安性(PER・PBR・MIX係数)

株価の倍率(PER=利益の何年分か、PBR=純資産の何倍か)は毎日変わるので、今の値は記事上部のスコアシートを参照してください。過去10年の年度末株価で見ると、PERは10.7倍から19.6倍の範囲です(2024年12月期は利益が小さく40.4倍で、例外です)。PBRは1.33倍から3.27倍でした。

PBRは、2015年12月期の3.27倍から、2021年12月期の1.47倍まで下がり、その後は1.3倍台から2.4倍台の範囲です。ROEが約20%から約12%台に下がったことと重なっています。ROEが改善していく局面では、PBRにも上向きの力が働くと見られます。

高配当の銘柄は、利益の大半を配当に回すため、利益が減ると株価の評価も動きやすくなります。今の倍率が過去の幅のどこにあるかを、スコアシートで見比べてください。

配当・株主還元

1株当たり配当は、2015年12月期の118円から、2020年12月期の154円まで増えたあと、2021年12月期に140円へ減配しました。2022年12月期に188円へ増え、2023年12月期と2024年12月期は194円、2025年12月期は234円です。減配のない期間は2022年12月期から4期で、増配は2025年12月期の1期だけです。

会社の配当方針は、配当性向75%を目安とするものです(有価証券報告書の配当政策)。業績に応じた配当を重視する形で、実績の配当性向は10年間で43.6%から88.1%の範囲です。例外は2024年12月期で、カナダの訴訟の影響で利益が減り、配当性向は192.2%でした。2025年12月期の期末配当は、この影響を除いて計算した85.0%の配当性向を基に決められています(決算短信)。

2026年12月期の配当の会社予想は、年272円です。株主優待は、2022年2月14日に廃止が決まり、2022年12月31日時点で100株以上を1年以上持つ株主への贈呈(2023年)で終了しています。

株主還元方針(会社の発表から)

資本市場における競争力のある水準として、配当性向75%を目安とします(有価証券報告書の配当政策)。業績や中期的な資金需要を踏まえて、自己株式の取得も検討するとされています。

注意点・リスク

最も大きいのは、たばこ事業の長期的な市場の縮小と、各国の規制・増税です。喫煙者の減少や、税金・規制の強化は、販売数量と利益に影響します。JTは、加熱式たばこなどの新しい商品や、加工食品の事業で補う考え方ですが、その進み具合は決算で確認したいところです。

次に、訴訟に関するリスクです。カナダの子会社を含む訴訟は、2025年3月に和解のための再生計画案が承認されましたが、和解金の支払いは2026年12月期以降の利益や配当にも影響します。会社も、2026年12月期の配当予想は和解金の支払いなどの影響を調整した後の利益を基に計算していると説明しています。

また、為替の影響があります。海外でも事業を行っているため、為替の動きが円換算の利益に影響します。そのほか、高い配当性向を保つ方針のため、利益が減る局面では配当を維持する余力が小さくなり、2021年12月期のように減配になる可能性もあります。有価証券報告書の「事業等のリスク」も、あわせて読んでください。

同業他社との比較

銘柄配当利回りPERPBRROE自己資本比率スコア
日本たばこ産業(JT)(2914)3.63%20.6倍3.25倍15.8%48.5%B 57
味の素(2802)0.95%40.8倍6.57倍16.1%—D 34
日清食HD(2897)2.34%19.0倍1.66倍8.7%52.7%B 50

PER・配当利回りは会社予想、ROE は予想 EPS ÷ 直近 BPS(サイトに記事のない銘柄は直近の実績)。スコアは記事のある銘柄だけ。同業のごく一部との比較です。

配当シミュレーション

計算するには JavaScript を有効にしてください。

初期値の増配率は過去5年の1株配当の伸び(年率8.7%、上限10%)。過去10年に1回の減配があります。税金(約20%)は引いた手取りで計算し、株価は変わらないものとします。将来の配当を約束するものではありません。

決算でチェックしたいポイント

  1. 次の決算(2026年10月29日予定)で、2026年12月期の営業利益と、年272円の配当予想が維持・修正されるか
  2. カナダの訴訟の和解金の支払いの進み具合と、配当性向75%の計算にどう反映されるか
  3. たばこ事業の販売数量・単価の動き、加熱式たばこなど新商品の販売の進み具合

次の決算発表予定: 2026年10月29日(株探より)

日本たばこ産業(JT)のよくある質問

QJTの株主優待は今もありますか?
A

いいえ。2022年2月14日に廃止が決まり、2022年12月31日時点の株主への贈呈(2023年)で終了しました。2004年から実施していた制度で、自社商品を通じて事業の理解を深めてもらうことが目的でした。今は配当による還元に集約されています。

QJTは何期連続で増配していますか?
A

連続増配は1期だけです。2025年12月期の234円が、前期の194円より増えました。2021年12月期に154円から140円へ減配しており、減配のない期間は2022年12月期からの4期です。

Q配当の方針は?
A

配当性向75%を目安にしています。2025年12月期の実績は81.4%、会社予想の2026年12月期は75.0%です。利益が増えれば配当も増える仕組みですが、利益が減れば配当も下がりやすい点に注意してください。

Q2024年12月期の配当性向が高かったのはなぜですか?
A

カナダの訴訟に関する負債の影響で利益が減ったためです。配当は194円を維持した一方、1株当たり利益は100.95円だったため、配当性向は192.2%になりました。2025年12月期は営業利益が回復し、配当性向は81.4%に戻っています。

くろこの視点

くろこには、JTは「配当の方針が分かりやすい分、利益の影響を直接受ける会社」に見えます。配当性向75%という目安は、利益が増えれば配当も増える一方で、利益が減れば配当も下がりやすいということです。2021年12月期の減配は、その一例です。

2024年12月期は訴訟の影響で利益が減っても、配当を194円で維持しました。2025年12月期に営業利益が回復して234円に増配したことは、会社が配当を守ろうとした姿勢が表れたと見ることもできます。ただし、和解金の支払いが続く間は、利益と配当のバランスをよく見る必要があります。

株主優待はすでにありません。還元は配当が中心で、株主優待目当ての保有はできない点に注意してください。この記事は情報整理を目的としたもので、投資を勧めるものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

出典・参考資料

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