要約
INVEST NOTEで分析している30銘柄を、配当利回り(会社予想、2026年10月16日終値)の高い順に10社並べました。利回りと一緒に、配当性向や連続増配の記録など「配当の続きやすさ」も確認します。
はじめに
高配当株を探すとき、まず目に入るのが配当利回りです。 配当利回り(株価に対して、1年間にもらえる配当がどれくらいかを示す割合)は、銘柄を比べるときの基本の物差しです。 今回は、INVEST NOTEで分析している30銘柄を、利回りの高い順に10社並べました。 利回りだけでなく、その配当が続きやすいかどうかも、あわせて見ていきます。
ランキングの前提とデータの出どころ
- 対象:INVEST NOTEの銘柄データベースに掲載している30銘柄
- 株価:2026年10月16日の終値
- 配当利回り・配当性向:会社予想の配当をもとに計算
- 自己資本比率:直近の決算
- データ:IR BANK・株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月17日取得)
利回りは株価で毎日変わります。 最新の数字は銘柄データベースでご確認ください。
配当利回りトップ10(2026年10月16日終値時点)
| 順位 | 銘柄(コード) | 業種 | 配当利回り | 配当性向 | 配当の記録 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 野村不動産ホールディングス(3231) | 不動産業 | 5.10% | 43.8% | 10期増配 |
| 2 | 学究社(9769) | サービス業 | 5.05% | 63.1% | 2期増配 |
| 3 | エーアイテイー(9381) | 倉庫・運輸 | 4.87% | 76.2% | 1期増配 |
| 4 | サンゲツ(8130) | 卸売業 | 4.84% | 67.5% | 5期増配 |
| 5 | 日本曹達(4041) | 化学 | 4.36% | 54.3% | 2期増配 |
| 6 | 積水ハウス(1928) | 建設業 | 4.28% | 42.0% | 10期増配 |
| 7 | 上組(9364) | 倉庫・運輸 | 4.23% | 74.0% | 10期増配 |
| 8 | ツムラ(4540) | 医薬品 | 4.12% | 45.0% | 3期増配 |
| 9 | 全国保証(7164) | その他金融業 | 3.97% | 50.0% | 10期増配 |
| 10 | ステップ(9795) | サービス業 | 3.95% | 49.5% | 10期増配 |
出典:INVEST NOTE 銘柄データベース(株価は2026年10月16日終値、データはIR BANK・株探・Yahoo!ファイナンス、2026年10月17日取得)。配当利回り・配当性向は会社予想。「配当の記録」は直近から数えた連続増配の期数。
利回り5%を超えたのは、野村不動産ホールディングスと学究社の2社でした。 10位のステップでも3.95%です。 業種は不動産、教育、物流、化学、医薬品、金融と、幅広く散らばっています。
上位銘柄の「良い面」と「気になる面」
良い面
- 10社のうち5社(野村不動産HD・積水ハウス・上組・全国保証・ステップ)が、10期連続で増配(配当を増やすこと)を続けています。
- 野村不動産HDは、DOE(株主資本配当率。会社の純資産に対して、どれだけ配当を出したかの割合)4%を配当の下限とする方針です。
- サンゲツは、年間配当155円を下限に増配をめざす方針を出しています。
気になる面
- エーアイテイー(76.2%)と上組(74.0%)は、配当性向(利益のうち、配当に回す割合)が7割を超えています。利益が減ると、配当を増やす余地は小さくなります。
- エーアイテイーは1期、学究社と日本曹達は2期と、連続増配の記録はまだ短めです。
- 野村不動産HDの自己資本比率(会社の資産のうち、返す必要のないお金の割合)は28.5%です。借入を使う不動産業らしい水準ですが、金利の動きには注意が必要です。
- 利回りは「配当÷株価」です。株価が下がるだけでも、利回りは高く見えます。
ランキングを使うときのチェックポイント
利回りの順位は、あくまで入り口です。 次の3点もあわせて見ると、数字の意味がつかみやすくなります。
- 配当性向:高すぎないか。利益に対して無理をしていないか。
- 配当の記録:減配(配当を減らすこと)をせずに続けてきたか。
- 会社の配当方針:累進配当(配当を減らさず、維持か増配を続ける方針)やDOEなど、下限の考え方があるか。
各銘柄のくわしい数字は、表のリンク先のスコアシートで確認できます。
まとめ
2026年10月16日終値時点では、野村不動産ホールディングスの5.10%が1位でした。 上位10社はすべて3.9%を超えています。 一方で、配当性向が高い銘柄や、増配の記録がまだ短い銘柄も含まれます。 利回りの高さと、配当の続きやすさをセットで見ることが、ランキングを上手に使うコツです。
投資の判断はご自身でお願いします。
